体位変換

【読み方:たいいへんかん、分類:体位】

体位変換は、自力で寝返りができない人に対して、寝たきり状態の同一体位の継続による苦痛や疲労を予防するために、介護者介助によって、定期的に体位を換えることをいいます。これは、自力で体位を変えられない状態にある人の体位を変えてあげること(寝返ったり、うつ伏せになったりすること)によって、床ずれやむくみ、血行障害、疼痛(とうつう)、感覚マヒ、内臓機能低下などを防ぐことを目的としています。

一般に長時間同じ姿勢で寝ていると、体の同じ部分に圧迫が集中し、血行不良を起こして床ずれの原因になるほか、一部の血行不良は全身の血液循環にも影響し、心臓や肺などの機能低下を招く危険性があります(少なくとも2時間以上同じ姿勢のままでいることのないようにする)。また、日常の介助において、体位変換で大事なことは、介護者のペースで無理に引っ張って動かそうとせず、なるべく声をかけて、どうするかを伝え、出来るだけ相手に心身の準備をしてもらうのが良いそうです。

なお、「体位変換器」という補助用具もあり、これは寝たきり状態の人の身体の下に、棒状や板状、くさび状の用具、あるいは滑りやすい布を差し込み、テコの原理や摩擦を減らすことで、少ない力で身体を動かせるように手助けするものです。