ライ・ウイスキー
【読み方:らいういすきー、分類:ウイスキー】
ライ・ウイスキー(Rye whiskey)は、ライ麦を主原料として作られるウイスキーをいいます。これは、アメリカン・ウイスキーにおいては、マッシュ(原料となる麦芽液)の51%以上がライ麦で作られているものとされており、またアルコール分40%以上、80%以下で蒸溜し、内側を焦がしたホワイトオークの新樽で2年以上貯蔵したものを「ストレート・ライ・ウイスキー」と言います。
※ライ麦:イネ科の越年草で、耐寒性が強く、痩せた土壌でも育つ。小麦より穂が長く、実も細長い。主に食用や飼料用として栽培。
一般にライ・ウイスキーは、アメリカで最初に作られたウイスキーと言われており、また初代大統領のジョージ・ワシントンも若い頃、バージニア州マウントバーノンの自分の農場で作って売っていたという話も残っているそうです。ちなみに、ウイスキーベースの代表的なカクテルである「マンハッタン」の正式なレシピでは、ベースとなるウイスキーにライ・ウイスキーを使います。