看護

【読み方:かんご、分類:看護】

看護(Nursing)は、国語辞書では、病気やケガをした人などの手当てをしたり、世話をしたりすることをいいます。これに対して、高齢者や障害者、病人などの方を介抱し、世話をすることを「介護」と言います。

一般に看護の定義には、様々なものがあり、例えば、国際看護師協会(ICN)では、「看護とは、あらゆる場であらゆる年代の個人および家族、集団、コミュニティを対象に、対象がどのような健康状態であっても、独自にまたは他と協働して行われるケアの総体である。看護には、健康増進および疾病予防、病気や障害を有する人々あるいは死に臨む人々のケアが含まれる。また、アドボカシーや環境安全の促進、研究、教育、健康政策策定への参画、患者・保健医療システムのマネージメントへの参与も、看護が果たすべき重要な役割である」と定義しています。

現在、日本では、法律において、看護師・助産師・保健師の3つの資格はいずれも「看護」を行う者であるとされており、この3つを「看護職」と呼びます。また、看護職が主に看護技術を用いて、患者などに行う「看護ケア」については、3S(Sprit:精神、Science:知識、Skill:技術)と3H(Heart:心、Head:頭、Hand:手)から構成されています。