理路整然

【読み方:りろせいぜん、分類:四字熟語】

理路整然は、物事が道理にきちんと当てはまっているさま、考えや意見、話などの筋道が整っているさまをいいます。これは、物事の道理や考え、話などの筋道を意味する「理路(りろ)」と、秩序正しく整っているさまを意味する「整然(せいぜん)」からなる用語です。

一般に本用語は、文章や話などが秩序立てた論理で展開されているさまを言う場合に使われ、また反対(逆)の意味のものには、「支離滅裂(しりめつれつ)」や「不得要領(ふとくようりょう)」、「乱雑無章(らんざつむしょう)」などがあります。なお、たまに間違えて(勘違いして)、「理論整然」と書く人がいるのでご注意ください。

<本用語の使用例>

・新聞各紙も的を得た記事で、政府の議論を理路整然と論破した
・首相のやり方に理路整然と異を唱えるさまは、一定の説得力と共に国民の胸を打つ
・そんな複雑さや曖昧さがなく、理路整然とした数学の世界が私にはすごくラクでした