如月/衣更着

【読み方:きさらぎ、分類:和風月名

如月は、「衣更着」とも表記され、旧暦(陰暦)の二月(2月)の異称を言い、今日では新暦の2月の別名としても用いられています。これは、新暦(太陽暦グレゴリオ暦)では2月下旬から4月上旬頃にあたり、季節は春となります。(きさらぎの漢字「如月」は、中国での二月の異称をそのまま使ったもので、それ自体に意味はない)

一般に「きさらぎ」の由来は、まだ寒さが残っているので着物を更に重ねて着ることから「着更着(きさらぎ)」とする説が有力とされ、その他にも、気候が更に陽気になる季節であることから「気更来(きさらぎ)」とする説、草木が生え始める月であることから「生更木(きさらぎ)」とする説、草木の芽が張り出す月であることから「草木張月(くさきはりづき)」とする説などがあります。

なお、陰暦の月名(和風月名)については、1月が睦月、2月が如月、3月が弥生、4月が卯月、5月が皐月、6月が水無月、7月が文月、8月が葉月、9月が長月、10月が神無月、11月が霜月、12月が師走となっています。