リキュール

【読み方:りきゅーる、分類:お酒】

リキュール(Liqueur)は、蒸留酒スピリッツ)に果実や花、草根木皮等の抽出成分、および砂糖等の甘味料などを加えて作られた混成酒をいいます(基本的には、原材料や製造方法は自由)。これは、各国によって定義が異なり、日本の酒税法では、「酒類と糖類その他の物品(酒類を含む)を原料とした酒類で、エキス分が二度以上のもの(清酒、合成清酒、しょうちゅう、みりん、ビール、果実酒、ウイスキー、ブランデー、原料用アルコール、発泡酒、粉末酒などを除く)」と定義されています。また、その語源については、ラテン語の「リケファケレ(Liquefacere:溶かす、溶かし込む)」、または「リクォル(Liquor:液体)」が、フランス風になまったものに由来するそうです。

一般にリキュールは、ベースとなる「酒類」と「芳香性原料」と「糖類」の三つから成り立っています。具体的には、ベースとなる酒類には「ニュートラル・スピリッツ(原料を問わず、アルコール度数95%以上で蒸溜した純度の高いアルコール液)」、芳香性原料には「ハーブ・スパイス」「ビーンズ・ナッツ・カーネル」「その他(ブランデーやスピリッツに卵黄・蜂蜜を加えたもの)」、糖類には「砂糖、グラニュー糖」「蜂蜜」「果汁」が使われ、さらに食品原料・色素・香料・酸味料などが加えられる場合もあります。また、その種類として、薬草・香草系(Herbs Liqueur)、果実系(Fruits Liqueur)、ビーンズ・ナッツ・カーネル系(Beans, Nuts, Kernel Liqueur)、その他(Specialities)に大別されます。ちなみに、日本では、「梅酒」が代表的なものとして挙げられます。

なお、リキュールの製造には、包装・瓶詰されて製品化されるまでに、大きく香味抽出(原酒製造)とブレンド(仕込)の工程があり、その後、熟成と濾過を経て製品化され、また香味抽出の製法には、蒸留法・浸漬法・果汁法・エッセンス法・パーコレーション法があります。