本暦

【読み方:ほんれき、分類:概念】

本暦は、略本暦(略暦)などに対して、関係事項を省略しない基本となるをいいます。これは、日本においては、七曜干支、太陽の赤緯、日出・日入・日南中・月出・月入・月南中・満潮・干潮の各時刻などを記した基準となる詳しい暦であり、今日では暦の発行元によって異なります。

ちなみに、第二次世界大戦以前に「本暦」と言った場合は、大日本帝国政府が編纂し、伊勢神宮の神宮司庁が発行する「神宮暦」だけでした。なお、伊勢神宮では、かつての本暦・略本暦と全く同じ形態のものを、大暦・小暦として現在も発行しています。