姿図

【読み方:すがたず、分類:図面】

姿図は、設計図書の一つで、「立面図」とも呼ばれ、建物を東西南北の各方位から見た図面のことをいいます。これは、建物を真横から見た投影図(鉛直方向に投影した図面)であり、屋根の形状・勾配、窓の大きさ・形・並び方、玄関ドアの配置、バルコニーの形状など、外観デザインのイメージを表現することを主目的として作成されるものです。また、使用する外壁材・屋根材・外装建具など主要な外部仕上げや、軒高・階高・床高など主要な高さ寸法も必要に応じて記入されます(北側斜線や道路斜線などのチェックも本図面で行う)。

通常、隣家と接地しているなど、特に表記する必要のない場合以外は、東西南北の四面の姿図を作成するのが普通です。また、縮尺については、50分の1または100分の1が用いられます。なお、建物の室内空間の様子を表現した室内展開図も姿図の一種です。