基本設計図

【読み方:きほんせっけいず、分類:図面】

基本設計図は、建物の設計の初期段階で、建築主(施主)の要望やイメージに基づいて作成される基本的な図面をいいます。これは、住宅(戸建て)の場合、契約締結の前に、施主に対するプラン提案や打ち合わせのために作成されるものを指します。(ハウスメーカーを利用する場合、相見積りから契約前ぐらいの段階で作成。有料の業者もあり)

一般に建物の設計図には、「基本設計図」と「実施設計図」の二つがあります。通常、戸建ての基本設計図は、縮尺100分の1の各階平面図、立面図仕上げ表などから構成され、プランのおおよそを示します。そして、プランと見積りに納得し、契約後に、本図面を基に検討や修整を加え、構造図や設備図なども含めて、実際に建築工事が行えるように、より詳細な図面である実施設計図を作成することになります。

ちなみに、設計を建築士(建築事務所)に依頼する場合、基本設計完了時点で、設計料の1~2割程度を支払うこともあります。