【読み方:かべ、分類:壁】

は、建築物の外周部や内部に構築した仕切りとなる平板状の部分をいいます。これは、建築物の内と外を区画したり、内部の空間を区画するために鉛直またはそれに近い角度で設けられた構築物を指します。また、内部空間と外部空間との境にあるものを「外壁(外部壁)」、建物内の各室または部屋廊下などの間を仕切るものを「内壁(間仕切壁)」と呼ぶほか、工法により「真壁(室内から柱の見える壁)」と「大壁(柱を見せない壁)」、また構造面により「耐力壁」と「非耐力壁」といった呼称もあります。

一般に壁は、建築物において、内部空間の容積を決定する際に、屋根、天井などよりも遥かに重要な要素であることから、建築設計では、壁の配置計画から始めることが多いです。なお、機能面では、音や光、熱、風、雨、湿気、視線などを遮る効果が要求されます。