通し柱

【読み方:とおしばしら、分類:垂直材】

通し柱は、二階建て以上の木造建築物において、土台からまで通した、一本の継ぎ目のないのことをいいます。これは、木造軸組工法(在来工法)などの建物で使用される重要な構造用の柱で、通常の柱よりも二倍から三倍の長さがあり、主に建物の外周に立てられ、柱同士は胴差しが側面に突き刺さるような形で固定されます。

一般に通し柱は、一階から二階(三階)を構造的に一体化し、建物の耐震性や耐久性を高める役割を果たします。また、建築基準法では、木造軸組工法の隅柱や隅柱に準ずる柱は、通し柱とすることになっています。