旧安田庭園の写真

旧安田庭園(きゅうやすだていえん)は、東京都墨田区横網にある日本庭園をいいます。これは、元々は、江戸時代において、常陸国笠間藩主の本庄宗資により元禄年間に「大名庭園」として築造されたもので、その後、安政年間に隅田川の水を引いた「潮入回遊庭園」として整備されました。そして、明治時代に入り、旧岡山藩主の池田章政の邸宅となった後、安田財閥の祖である安田善次郎の所有となり、氏の没後に東京市に寄附されました。

1923年の関東大震災により、ほとんど旧態を失いましたが、東京市が復元を行い、1927年に市民の庭園として開園しました(1967年に東京都から墨田区に移管されて以降、墨田区が管理)。現在は、園北側の地下貯水槽を利用し、ポンプにて人工的に潮入が再現されています。

所在地 東京都墨田区横網1-12-1
形態 潮入り回遊式庭園(日本庭園)
面積 約1万4000平方メートル
利用 入園料無料

〇池の浮島を中心に撮影

旧安田庭園

〇雪見灯篭と橋を中心に撮影

雪見灯篭