うざい

【読み方:うざい、分類:俗語】

うざいは、面倒だ、鬱陶しい(うっとうしい)という意味の若者言葉(俗語)をいいます。これは、「うざったい」の略で、「うぜえ(うぜぇ/うぜー)」や「うざ」とも言い、また"うざったい"とは、元々は八王子を中心とする東京多摩地区の方言であったものが、1980年代のツッパリブームから関東圏を中心にツッパリ(不良)の間で使われるようになり、その後、1990年代に不良以外にも広く使われ、全国的に普及していったそうです。

現在、「うざい」は、若者の感情表現の一つとして、ごちゃごちゃ細々して煩わしいといった意味合いから、邪魔くさいといった人を罵倒する意味合いまで幅広く使われており、世間的には良い表現(言葉)とは決して言えません。実際、"うざい"を罵倒的に言われた場合、言われた方は結構ショックを受けますので、人の心を傷つける可能性があることを理解し、できれば使わない方がよいでしょう。

ちなみに、"うざったい"の語源は、江戸時代に多く使われていた、つまらないことをクドクド言うことなどを意味する、「うざうざ」という擬態語を形容詞化したものと考えられるそうです。

<うざいが入った関連語>

ウザもい=うざい+きもい

暴れたり手を出したりしてしまいそうなほど、相当に頭にきている状態やそういった時に使う俗語。

キショウザきしょい+うざい

うっとうしいほど気色悪いこと、気色悪いほどうっとうしいことを表現する時に使う俗語。

うだい=うざい+だるい

鬱陶しい、煩わしい、億劫であることを表現する時に使う俗語。

<本用語の使用例>

・最近、子どもが「うざい!」とよく言う
・「意識高い系」の人は、なぜあんなにウザイのか
彼氏の話が行き過ぎて自慢になると、マジうざいと思ってしまう