青蔵鉄道

【読み方:せいぞうてつどう、分類:鉄道】

青蔵鉄道は、日本では「青海チベット鉄道」とも呼ばれ、中華人民共和国の青海省西寧とチベット(西蔵)自治区首府ラサを結ぶ鉄道をいいます。これは、西部大開発の代表的なプロジェクトとして、1984年までに一期工事が行われて営業運転を開始し、その後、2001年からの二期工事を経て2006年7月に全面開通しました(路線距離は1956km)。その特色としては、最高地点の海抜が5000mを超え、また海抜4000m以上の部分が960kmもあり、「世界最高所を走る鉄道」となっています。

現在、青蔵鉄道は、チベット観光をする際の列車として世界的に知られており、その車窓からは、可可西里(ココシリ)草原、タンラ山脈、ツォナ湖、ニェンチンタングラ山脈など雄大な自然(景観)を楽しむことができます。