オーフォート鉄道

【読み方:おーふぉーとてつどう、分類:鉄道】

オーフォート鉄道(Ofotbanen)は、スウェーデン国鉄(SJ)が運行する、北欧の北極圏を走る国際路線の呼称をいいます。これは、スウェーデンのルレオからノルウェーのナルヴィークまで続く国際路線を指し、ナルヴィーク周辺の地域名「オフォーテン」に由来します。その歴史は古く、キルナ鉱山で採掘された鉄鉱石を、その積出港であるナルヴィークへ運ぶことを目的として、1902年に全線開通しました。

現在、オーフォート鉄道は、「白夜の北極圏を走る国際寝台列車」として知られており、世界中の旅行者の憧れとなっています。また、路線の魅力として、列車が途中、北極圏を越えて「ラップランド(ロシアのコラ半島からスカンジナビア半島にかけて特に北極圏以北のエリア)」と呼ばれる地域へと入っていき、その車窓から見える雄大な景色は、ユネスコの自然文化遺産に登録されています。