雨どい/雨樋

【読み方:あまどい、分類:水切り・樋】

雨どい(雨樋)は、屋根を流れる雨水を軒先に集め、下の部分(地上や下水)まで導いて排水する部材をいいます。これは、軒先に渡した「軒どい」の他に、壁に沿って縦に渡した「竪どい」、屋根に沿って軒先へ雨水を運ぶものなど、数種類のといが組み合わさってできています。また、その形状は、溝型や管状が多く、通常、銅板や亜鉛鉄板、カラー鉄板、硬質塩化ビニルなどで作られています。

なお、雨どいは、古くなると、長年の風雨などで傷んだり、枯葉などが詰まったりして、流れが悪くなっていることがあります。特に水漏れなどが起きている状態で放置しておくと、外壁や土台が腐食する原因にもなるので、その場合は早めに修理・交換した方がいいです。

・軒どい:軒先に付けるとい
・竪どい:軒先から地上につなぐとい
・呼びどい(あんこう):両者をつなぐとい