横出しサービス

【読み方:よこだしさーびす、分類:サービス】

横出しサービスは、国が決めた全国一律の介護保険サービス(介護給付および予防給付の法定給付)には入っていないもので、各市区町村が独自で必要と考えたサービスのことをいいます。これは、第1号被保険者の保険料を財源とし、各市区町村の介護保険事業計画をもとに条例で定められるもので、希望者は個別の契約によって提供してもらうことができますが、介護保険のメニュー以外であるため、自己負担が発生します(利用にあたっては、その必要性と負担バランスに注意)。また、その具体例としては、通院の送迎、外出・買い物の同行、寝具の洗濯や乾燥、紙おむつの支給・購入補助、食事の配達や出張理容、家族向けの介護教室、レクリエーション活動、過疎地の移送、寒冷地の除雪などがあります。

なお、横出しサービスと似たような用語に「上乗せサービス」がありますが、これはサービスの種類は介護保険の給付対象ですが、保険給付の対象となっているサービスの量を、介護保険法が定めた支給限度額を超えて利用できるように増やした部分のサービスをいいます。