モントリオール世界映画祭

【読み方:もんとりおーるせかいえいがさい、分類:映画】

モントリオール世界映画祭(Montreal World Film Festival)は、「モントリオール国際映画祭」とも言い、カナダ東部のケベック州モントリオールで、毎年8月下旬から9月初旬にかけて開催される映画祭をいいます。

これは、国際映画製作者連盟 (FIAPF) 公認の国際映画祭で、1977年から開催されており、トロント国際映画祭と並び、北米最大規模の映画祭となっています(創設者はセルジュ・ロジーク)。また、映画祭の審査員団の顔触れは毎年変わり、いろいろな国から審査員が選ばれ、国際色豊かとなっています。

一般にモントリオール世界映画祭は、開催時期がヴェネツィア国際映画祭やトロント国際映画祭とほぼ重なっているため、マスコミの注目度はあまり高くありませんが、来場者数などでヴェネツィア国際映画祭を上回る人気があります。また、その特色として、フランス語圏であるため、フランス語の映画の出品が多い一方で、アメリカ映画の出品は少ないです。

なお、日本映画については、ワールドコンペティション部門に毎年エントリーされ、これまでに数多くの賞(最優秀作品賞、主演男優賞、主演女優賞、監督賞、脚本賞他)を取っています。