如才ない

【読み方:じょさいない、分類:概念】

如才ないは、「如才無い」や「如在無い」とも表記され、気がきいていて、抜かりがないことをいいます。これは、気を使わずにいい加減にすることや十分な配慮をせず手抜かりがあることを意味する「如才(如在)」に、何かの否定を意味する「無い(ない)」が付いた用語となっています。また、本用語の原語は、如才ではなく「如在」の方で、元々は神の前にあるがごとく、つつしみかしこまることを意味していたのが、形ばかりの敬意を表すという意味になり、それが転じて、今日のような意味になりました。

<本用語の使用例>

・さすが女将、如才ない気配りだね
・この部署は頭の回転が速く如才ない奴が多いなぁ
・当選7回の大臣は経験値が高く、国会答弁も如才ない