あんばい

【読み方:あんばい、分類:概念】

あんばいは、具合や加減、程度のことをいいます。これは、味の基本である塩と梅酢の意の「えんばい」と、物を具合よく並べるという意の「按排」が混同した用語で、その漢字表記には「塩梅」と「按排」があり、また「按排」の別表記として「按配」「案配」「案排」があります。

一般にあんばいには、

(1)料理の味加減
(2)物事の具合・様子・調子・加減
(3)身体の具合・様子
(4)ほどよく物事を処理すること(ほどよく物を並べること)

といった4つの意味があり、(1)~(3)の漢字表記は「塩梅(えんばいの転)」、(4)の漢字表記は「按排」で、元々は別語でしたが、意味と音(あんばい)の類似から混同されて用いられるようになったそうです。

<本用語の使用例>

・騒がれ方は、アスリートよりジャリタレといった「あんばい」だった
・ちょっと視野が広がって、仕事にもいい「あんばい」で向かえるようになった