文字多重放送/テレテキスト

【読み方:もじたじゅうほうそう、分類:放送

文字多重放送は、「文字放送」や「テレテキスト」とも呼ばれ、電波の未使用の部分を利用して、文字や静止画の情報を伝送する放送のことをいいます。

これは、テレビ放送やラジオ放送において、放送信号に文字コード・図形情報・番組その他の情報を多重する放送であり、日本では、1983年に試験的にNHKで聴覚障害者を主な対象とした連続テレビ小説のセリフの字幕放送を行ったのが最初とされ、1986年よりニュース・天気・生活情報などを提供した本格的な文字多重放送サービスが開始されました。

その後、2008年に地上デジタルテレビ放送(地デジ)への完全移行の準備により、字幕サービスを除く文字多重放送の番組は全て終了し、現在では、同様の仕組みはデジタル放送の「データ放送」に集約されています。