やばい/ヤバイ/ヤヴァイ

【読み方:やばい、分類:俗語】

やばいは、「ヤバイ」や「ヤヴァイ」とも表記され、危険や不都合な状況が予測される様やあぶない様などをいいます。これは、法に触れたり危険であったりして不都合な様、具合の悪い様、けしからぬ様などを意味する形容動詞「やば」の形容詞化した用語で、元々(江戸時代頃)は、盗人や香具師(的屋)などの間で使われていた言葉だそうです。それが明治・大正・昭和へと引き継がれ、第二次世界大戦後のヤミ市などで世間一般の人にも広がり、同様の意味で使われるようになったそうです。

そして、1980年代に入ると、若者の間で「怪しい」や「格好悪い」といった意味でも使われるようになり、さらに1990年代に入ると、従来のネガティブな意味だけでなく、「最高である」や「魅力的である」、「すごくいい」といったポジティブな意味も加わり、今日では、年代を問わず、結構幅広い意味で使われています。なお、似たような用語に、危ない、このままではまずい、悪事がバレそう、身の危険が迫っているなど、不都合な状況を意味する「やべえ(ヤベー)」もあります。

<本用語の使用例>

・やばい!超カッコイイ
・やばいやばい、これやばいよ
・そろそろ行かないとやばいんじゃないの
彼氏がいなさ過ぎてやばい、このままでは干上がってしまう
・いつもと違う自分を見つけられて、すごく新鮮で楽しくてやばい