えぐい

【読み方:えぐい、分類:俗語】

えぐいは、「エグい」とも表記され、思いやりのないさま、気色悪い、きつい、つらい、すごいことなどを意味する俗語(若者言葉)をいいます。元々は、あくが強くてのどを刺激するような味や感じがする、"えがらっぽい"という意味でしたが、それが転じて、今日のような幅広い意味で使われるようになりました。また、1981年に女優の中原理恵さんがコンタック600(風邪薬)のテレビCMで「えぐいんじゃないの~」と言ったことから一つの流行語にもなりました。

一般に「えぐい」という用語は、今日においても、若者の日常言葉の一つとしてよく使われていますが、その意味合いについては、人によって、状況によって、結構曖昧(感覚的)になっているようです。なお、似たような用語に「ぐろい(グロい)」がありますが、これは異様なさまや無気味で不快なさまなどを意味します。

<本用語の使用例>

・週刊誌報道の裏側が過熱しすぎてエグい
・相当えぐい作品なので、劇場公開は厳しいと思っていた
・女子会では、結構ディープでエグい話題で盛り上がっている