イスラム暦/ヒジュラ暦

【読み方:いすらむれき、分類:概念】

イスラム暦(Islamic calendar)は、「ヒジュラ暦」や「回教暦(回暦)」、「マホメット暦」とも呼ばれ、主にイスラム圏内で用いられる暦法(を作る基準)および紀年法(過去のある年を起点として年を通算する方法)をいいます。これは、太陽暦の1年より11日ほど短い純太陰暦で、預言者ムハンマドがメッカからメジナに聖遷(ヒジュラ)した年の年初(西暦622年7月16日)を紀元1年1月1日としています。

現在、イスラム圏では、イスラム暦以外に、実用面からグレゴリオ暦も併用されていることが多いです。また、イスラムの重要な儀式や祭礼などは、イスラム暦に従って実施されています。