大根役者

【読み方:だいこんやくしゃ、分類:芸能人】

大根役者は、演技力のない下手な役者(へぼ役者)のことをいいます。これは、演技(芝居)の下手な役者を軽蔑(バカに)していう言葉で、単に「大根」と呼ぶこともあります。

その語源については、下手な役者ほど白粉を塗りたくることとダイコン(大根)の白さを掛けたとする説、芝居で馬の脚をする下手な役者の様を大根に見立てたとする説、大根はいくら食べても決して「当たらない」という洒落とする説、大根の鈍重な形からの連想とする説などがありますが、正確なものは不詳とのことです。

大根役者

一般に歌手やアイドル、モデルなどで芝居の経験が全くなく、事務所の力で役者の仕事が入ることもありますが、あまりに大根役者で視聴率も取れず、演技力も向上せず、また共演者の受けも悪いと、いずれは役者の仕事はなくなります。

なお、役者とは、「俳優(男優、女優)」とも呼ばれ、映画やテレビドラマ、演劇(舞台)などにおいて、脚本(台本)上のある役を演技することを職業とする人をいいます。

<本用語の使用例>

・セリフ噛みまくりで、大根役者もいいところ
イケメンの皮を剥がせば、ただの大根役者なのか
・俳優としては40代までずっと大根役者という評価が定着していた