鉄板

【読み方:てっぱん、分類:俗語】

鉄板は、間違いない、確実な、といった意味の若者言葉(俗語)をいいます。

元々は、昭和時代の中後期頃から、競馬や競輪、競艇などギャンブルの世界で使われ始めたと言われており、鉄の板が「硬い(かたい)」のと「堅い(かたい)」をかけて、手堅く確実なレースのことを「鉄板レース」などと言ったそうです。

そして、それがお笑いの世界にも広がり、「鉄板ネタ」や「鉄板ギャク」など、確実に笑いが取れるという意味で、2000年代半ばから広く使われるようになりました。

鉄板

昨今では、若者の間で「鉄板」と言えば、お笑い芸人を通じて世間一般に広まった、"定番・確実"といった意味の方が定着しているようです。ちなみに、国語辞書に記載されている、基本的な意味では「鉄を延ばして板状にしたもの、鉄の板」となっています。

<本用語の使用例>

・季節を問わず、オシャレの鉄板アイテムと言えば「デニム」
・白ワインの場合、鉄板の組み合わせと言えば、魚料理だろう
・耳元で話しかける行為は、男性がドキッとする鉄板中の鉄板と言える