以心伝心

【読み方:いしんでんしん、分類:四字熟語】

以心伝心は、無言のうちに心が通じ合うことや考えていることが言葉を使わないでも互いに分かることをいいます。元々は、禅宗で主に用いる用語で、仏教の経典で中国禅宗の第六祖・慧能の説法集である「六祖壇経(ろくそだんきょう)」に由来し、「法即以レ心伝レ心、皆令二自悟自解一」とあるのに基づくものです。

以心伝心

なお、本用語と似たようなものとして、「感応道交(かんのうどうこう)」や「黙契秘旨(もっけいひし)」、「不立文字(ふりゅうもんじ)」などもあります。

<本用語の使用例>

・コーチ陣と選手達は以心伝心の関係にあり、互いに敬意を持っている
・ずっと一緒にやってきた周りのスタッフが以心伝心で理解してくれる
・昔と違い、以心伝心だけでは自分の思いが伝わりにくくなってしまった