捲土重来

【読み方:けんどちょうらい、分類:四字熟語】

捲土重来は、「巻土重来」とも表記され、一度敗れたものが再び勢力を盛り返して攻めてくることや、物事に一度失敗したものが非常な意気込みでやり直す(巻き返す)ことをいいます。

元々は、中国の晩唐期の詩人である杜牧の詩「題烏江亭」の中の「捲土重來未可知」に由来するもので、その意味は「砂ぼこりを巻き上げるごとく、すさまじい勢いで重ねてやって来る」であり、それが転じて、一度敗れたものが再び勢力を盛り返して攻めてくることを意味するようになりました。

一般に本用語は、「捲土重来を期す」というように使われ、また類義語には、「起死回生」や「起死再生」などがあり、一方で対義語には「再起不能」などがあります。