キャリアパス

【英語名:Career Path、分類:概念】

キャリアパスは、個人においては、仕事の経験を順次積みながら、自分の能力や地位を高くする順序や、そのための一連の職場や職種、またはその目的のための職歴のことをいいます。これは、企業においては、昇進や昇格のモデル、配置異動のルート、社員(従業員)が最終的に目指すべきゴールまでの道筋のモデル、または仕事における専門性を極める領域に達するまでの基本的なパターンのことをいいます。

一般にキャリアパスは、個人が中長期のキャリア形成で検討・活用するものである一方で、企業では具体的なキャリアパスを示すことで、従業員が中長期的にどのようなスキルや専門性を身に付けていくべきかを理解させると共に、その目指すべき道(方向性)を検討する材料にもなり、自己啓発意識の醸成やモチベーションの向上に繋げることができます。(企業によっては、会社サイトの採用情報の中で、キャリアパスを紹介しているところもあり)

なお、キャリアパスという概念は、現在では、個人や企業だけでなく、役所や教育機関、医療機関など幅広いところで使われています。