社畜

【読み方:しゃちく、分類:概念】

社畜は、会社の言いなりになって、どんなに大変な仕事でも、文句一つ言わず働いている会社員を揶揄する言葉をいいます。これは、「会社(かいしゃ)」と「家畜(かちく)」からなる造語で、小説家の安土敏氏が考案したと言われ、「会社に飼い慣らされている家畜のような社員」を意味します。また、「社畜人」や「社畜OL」、「社畜アイドル」、「社畜化」、「社畜人生」、「社畜診断」というように、他の用語と組み合わされることもあります。

社畜

一般に「社畜」は、自分の信念や意志などより、会社の命令(仕事)を最優先することから、「会社人間」や「企業戦士」などよりも、皮肉や自虐、嘲りが強く込められて用いられることが多いです。ちなみに、英語圏では、似たような概念のものとして、「Wage slave(賃金奴隷)」という用語があります。

<本用語の使用例>

・深夜残業する社畜は、労働市場では評価されない
・台風や大雪など災害予測で早めの出社は、社畜の基本である
・社員は単なるモーレツサラリーマンの社畜であり、それだけの存在でしかない