古酒

【読み方:こしゅ、分類:焼酎

古酒は、「クース」とも呼ばれ、三年以上熟成させた泡盛のことをいいます。また、泡盛とは、沖縄(琉球諸島)で作られる単式蒸溜焼酎焼酎乙類)で、インディカ種と呼ばれる細長い粒をした硬質のタイ米と沖縄原産の黒麹菌を使用して発酵させた醪(もろみ)をそのまま蒸留した「全麹仕込みの蒸留酒」をいいます。現在、三年以上熟成させた泡盛が全量の50%を超えていれば「古酒」と表記してよいことになっており、これに対して、蒸留して三年未満の泡盛は「一般酒」となります。

一般に熟成期間を長くして造った古酒は、特有の香り(甘い香り)と濃厚な丸味があり、熟成させればさせるほど、まろやかな味になり、馥郁(ふくいく)とした旨さが生まれます。また、その造り方については、通常、南蛮焼や荒焼と呼ばれる甕(かめ)で貯蔵し、その間、熟成して蒸発した分について、若い泡盛を継ぎ足して活性化させる「仕次ぎ」が伝統的製法となっています。

なお、本用語(古酒)には、上記以外にも、長い貯蔵期間を経て熟成した酒、日本酒で前年度またはそれ以前に造った酒といった意味もあります。