濡れ手で粟

【読み方:ぬれてであわ、分類:諺】

濡れ手で粟は、「濡れ手に粟」とも言い、何の苦労もせずに多くの利益を上げることの喩えをいいます。これは、濡れた手で粟(五穀の一つで、飯や餅・団子にしたり、酒・飴などの原料となる穀物)をつかむと、粟粒がたくさんくっついてくることに由来するもので、一般に骨を折らずに多くの利益を得ることや、易々と金儲けをすることなどを意味します。

なお、本用語を「濡れ手で泡」と書いて、いくら努力しても利益がないという意味で用いるのは完全な誤りです。