鵜の真似をする烏

【読み方:うのまねをするからす、分類:諺】

鵜の真似をする烏は、「烏が鵜の真似」とも言い、自分の能力を考えずに他人の真似をする者、また実際に真似をして失敗することの喩をいいます。これは、自分に姿が似ている鵜(潜水して魚を捕らえ、水面に浮上してから飲み込む、ペリカン目ウ科の鳥)の真似をして、水に入った烏(スズメ目カラス科カラス属の鳥)が溺れるという意から、自分の能力をよく考えず、みだりに人真似をすると、必ず失敗するということを示唆しています。

なお、本用語と似たようなものとして、「人真似すれば過ちする」や「身の程を知れ」などもあります。