蛇は寸にして人を呑む

【読み方:じゃはすんにしてひとをのむ、分類:諺】

蛇は寸にして人を呑むは、「蛇は一寸にして人を呑む」とも言い、優れている人は幼い時から常人(普通の人)と違ったところがあるという喩えをいいます。これは、大蛇の「蛇(じゃ)」は僅か一寸(3cm)程の時から人を呑み込もうとする強い気迫を持っていることに喩えて、優れている人は幼い時から他人を圧倒する何かを持っていることを述べたものです。

なお、本諺と似たようなものとして、「蛇は一寸にしてその気を得る」や「竜は一寸にして昇天の気あり」、「啄木鳥の子は卵から頷く」、「虎子地に落ちて牛を食らうの気あり」、「実の生る木は花から知れる」、「良竹は生い出るより直ぐなり」などもあります。