案ずるより産むが易し

【読み方:あんずるよりうむがやすし、分類:諺】

案ずるより産むが易しは、「案ずるより産むが易い」とも言い、物事は実際に行なってみると、事前に心配していたほど難しくはないことの喩えをいいます。これは、出産する前は、本人も周囲の人も色々と心配することが多いですが、実際に終わってみると、案外たやすく済んでしまうことに由来します。

そして、それが転じて、物事は事前にあれこれと思い悩むよりも、実際はそれほど難しくないという意味になり、また"あまり取り越し苦労をしない方がいい"という慰めの意味でも使われるようになりました。

案ずるより産むが易し

なお、本諺と似たようなものとして、「案じる子は生み易い」や「案じるより団子汁」、「思うより産むが易い」などもあります。