風が吹けば桶屋が儲かる

【読み方:かぜがふけばおけやがもうかる、分類:諺】

風が吹けば桶屋が儲かるは、「大風が吹けば桶屋が喜ぶ」とも言い、何か事が起こると、巡り巡って意外なところに影響が及ぶことの喩えをいいます。これは、意外なところに影響が出ることや、全く当てにならないことを期待する際に使われ、あり得なくはない因果関係を無理矢理つなげて出来た「こじつけの理論」や「言いぐさ」を指すことが多いです。

ちなみに、本諺は、江戸時代半ば頃に生まれたようで、
・風が吹くと土ぼこりがたって目に入り盲人が増える
・盲人は三味線で生計を立てようとするから、三味線の胴を張る猫の皮の需要が増える
・猫が減るとねずみが増え、ねずみが桶をかじるから桶屋が儲かって喜ぶ
ということに由来するそうです(他の説もあり)。