肉を切らせて骨を断つ

【読み方:にくをきらせてほねをたつ、分類:諺】

肉を切らせて骨を断つは、自分も相当の痛手(ダメージ)を受けるが、相手をそれ以上に痛めつけることをいいます。これは、武道や格闘技などで、強敵に対して「捨て身」で戦う際に使う覚悟の言葉で、自分自身も傷つく覚悟をして、相手により大きな打撃を与えることの喩えとなっています。

なお、本用語と似たようなものとして、「皮を切らせて肉を切り、肉を切らせて骨を切る」や「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」などもあります。