ロフト

【読み方:ろふと、分類:間取り】

ロフト(Loft)は、天井を高くするなどして、部屋の一角に設けられた上層スペースのことをいいます。これは、本来の意味として、(1)屋根裏の空間を利用して造られた部屋、(2)床から天井までの高さが大きい部屋で、天井近くに設置された物置等に利用できる空間、(3)一つの住戸内で二つの部屋が上下に連続した形で造られている時の上の方の部屋、という三つがあり、日本の住宅では(2)の意味で使われることが多いです。

一般にロフトは、構造面でグルニエと似ていますが、グルニエが屋根裏を利用した収納スペースを指すのに対して、ロフトは天井を高くして部屋の一部を二層式にした上部スペースのことを指します。また、上り下りをするための専用のハシゴが設置され、日常的には、書斎やアトリエ、収納スペースなど様々な用途に利用されます。ちなみに、天井の高さが1.4mまでのロフトスペースは、「階下の床面積の1/2までの広さは延床面積に算入しない」という容積率の緩和が受けられます。