蒸し大豆

【読み方:むしだいず、分類:大豆】

蒸し大豆は、「丸ごと大豆(そのまま食べる大豆)」の一つで、大豆を蒸したものをいいます。また、大豆とは、マメ科の一年草で、その種子は大豆油を絞るほか、味噌・醬油・豆腐等の原料、料理の食材などに広く利用されます。

通常、お湯で長時間煮た「水煮大豆」がタンパク質やイソフラボンなど様々な栄養素が水の中に溶け出してしまうのに対して、「蒸し大豆」は蒸す(水蒸気で食材を加熱する)調理方法で水の中で加熱していない分、溶け出しやすい栄養素や機能性成分が多く残っています。また、同時に、うまみ成分も多く残っているので、大豆本来の味が引き出されて、そのまま食べてもおいしいです。

蒸し大豆

一般に「丸ごと大豆(そのまま食べる大豆)」の実力として、例えば、悪玉コレステロールや血糖値を下げる働きは豆腐や豆乳よりも高く、またイソフラボンや食物繊維の量は納豆よりも多いそうです。

現在、蒸し大豆は、食品メーカーが加工した製品を食す(使う)以外に、自宅でも簡単に作ることができます。また、食べ方については、そのまま食べる以外に、各種食材との相性が良いため、様々な料理に入れることもできます。