リゾット

【読み方:りぞっと、分類:イタリア料理/米料理】

リゾット(Risotto)は、イタリア料理の一つで、雑炊風の米料理のことをいいます。これは、米やニンニク、ネギをオリーブ油やバターなどで炒めてから、スープを加えて煮たものです。また、そこに加える具には、魚介類や肉類、野菜、きのこ、チーズなどを使うことが多いです。

一般にリゾットは、日本の雑炊(ぞうすい)と比べて、スープが少なめで、固めに仕上げるのが特徴となっています。なお、調理の際には、日本と異なり、米を洗いません。

※使用する米:カルナローリ、アルボリオ、ヴィアローネ・ナノなどの中粒種米のうち大きめのもの。

リゾット

現在、イタリアは、ヨーロッパにおいて、スペインと並んで、米を生産する数少ない国の一つであり、リゾットは、もともとイタリアで食べられてきた麦類の料理に、東洋(中東)から伝播した米を取り入れて生まれたものだそうです。

ちなみに、リゾットの有名なものに、牛または鶏のブイヨン、サフラン、骨髄、バター、パルミジャーノ・レッジャーノ(パルメザンチーズ)などで作った「ミラノ風リゾット」があります。