牛ミノ

【読み方:ぎゅうみの、分類:焼肉】

牛ミノは、単に「ミノ」とも呼ばれ、牛の第一胃(こぶ胃、Rumen)の俗称をいいます。これは、牛や羊など反芻動物の特有の器官であり、その中でも第一胃と第二胃(ハチノス)は、反芻において、重要な役割を果たしています。また、ミノという俗称は、本器官(第一胃)を開いた様子が「雨具の蓑(みの)」に似ていることに由来するそうです。

※反芻動物:口で咀嚼し、反芻胃に送って部分的に消化した後、再び口に戻して咀嚼するという過程を繰り返すことで食物を消化する動物。

牛ミノ

一般にミノは、牛の反芻胃(消化器官)であり、常に内容物が存在し、独特の臭みがついているため、食用とする際には、水洗いや下ごしらえをしっかりとしておく必要があります。

現在、日本においては、主に焼肉(ホルモンの一つ)として食べられており、独特な歯ごたえがあって、癖があまりなく、また比較的ヘルシー(高タンパク質で脂質も低め)で、淡白な味わいとなっています。