老婆心

【読み方:ろうばしん、分類:概念】

老婆心は、「老婆心切」や「老婆親切」とも言い、必要以上に心配したり、世話を焼いたりすることをいいます。これは、中国の北宋代に道原によって編纂された禅宗を代表する燈史である「景徳伝灯録」が出典で、年を取った女性が必要以上に気を遣うことから、それが転じて、必要以上に世話をやこうとする自分の気持ちを、へりくだって言う語として使われるようになっています。

例えば、本用語は、日常的には「老婆心ながら申し上げます」というように使われます。