のべつ幕無し(のべつまくなし)

【読み方:のべつまくなし、分類:概念】

のべつ幕無しは、休みや切れ目がなく続くさま、ひっきりなしに続くさまをいいます。これは、絶え間なく続くさま、休むひまなく、ひっきりなしを意味する「のべつ」と、絶え間のないこと、ひっきりないことを意味する「幕無し」からなる用語で、元々は芝居で幕を引かずに演技を続けるという意から来た、同義語を重ねて強調した言葉となっています。また、日常的には、「のべつ幕無しに話す」や「のべつ幕無しに愚痴を言う」というように使います。

なお、本用語は、文化庁が過去に実施した「国語に関する世論調査」などにおいて、「ひっきりなしに続くさま」を表現する場合に、本来の言い方である「のべつ幕無し(のべつまくなし)」ではなく、間違った言い方である「のべつくまなし」を使う人が結構いるとのことで、ご注意ください。

<本用語の使用例>

・大企業から一般人まで、のべつまくなしにネット炎上は起きている
・知事は休みはないに等しいが、公用車をのべつ幕なしに使うのは問題だ
・あれだけのべつまくなしに日本非難をやられたのでは○○国にイヤ気がさす