「レバニラ炒め」と「ニラレバ炒め」の違い

レバニラ炒め・ニラレバ炒め

中華料理店や居酒屋、食堂、家庭などで、レバーを使った定番料理(炒め物)と言えば、「レバニラ炒め」と「ニラレバ炒め」があります。この二つは、結論を先に言えば、全く同じ料理ですが、どちらが正しい呼称なのでしょうか?

ここでは、身近な食べ物である、「レバニラ炒め」と「ニラレバ炒め」について、簡単にまとめてみました。

「レバニラ(ニラレバ)炒め」とは

レバニラ(ニラレバ)炒めは、中国料理に由来し、牛または豚のレバーとニラ、ショウガなどを炒め、塩やコショウ、醤油などで味付けしたものをいいます。現在、日本では、ほとんどの場合、上記の材料の他にモヤシを入れ、さらにニンジンやタマネギ、ピーマンなどを入れることも多いです。

元の料理名からは「ニラレバ炒め」

中国料理において、レバーやニラなどを炒めた「韮菜猪肝(ジウツァイジゥガン)」または「韮菜炒猪肝(ジウツァイチャオジゥガン)」と呼ばれる料理があり、これが「レバニラ(ニラレバ)炒め」の元で、下ごしらえや味付けなどは基本的に日本のものと同じです。

この料理名(韮菜猪肝)を直訳すると「ニラレバ」となり、元々の料理名を考慮すれば、「ニラレバ炒め」となります。

世間一般で多い呼称は「レバニラ炒め」

現在、検索エンジンで「レバニラ炒め」と「ニラレバ炒め」を検索すると、「レバニラ炒め」の方が「ニラレバ炒め」より多くヒットします。そもそも、なぜ同じ料理に二つの呼称がついたのかと言えば、昭和時代の中頃、「ニラレバ炒め」が家庭でも作られるようになった普及期において、一つの国民的人気を博したアニメ(漫画)の影響がありました。

それは、1971年にスタートした、赤塚不二夫原作のテレビアニメ「天才バカボン」で、主人公の父親であるバカボンのパパが「レバニラ炒め」が大好物と何度も口にしたため、日本では「ニラレバ」ではなく「レバニラ」の順で名前が広まったと言われています。

「レバニラ炒め」と「ニラレバ炒め」のまとめ

最後に「レバニラ炒め」と「ニラレバ炒め」について、簡単にまとめると以下のようになります。

◎レバーやニラなどを炒めた中華料理である「レバニラ炒め」と「ニラレバ炒め」は同一のもので、どちらの呼称を使ってもよい。

◎日常的には、「レバニラ炒め」の方が「ニラレバ炒め」より多く使われ、また中華料理チェーンでは、「レバニラ炒め」を使うところもあれば、「ニラレバ炒め」を使うところもある。

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