日本丸の写真

日本丸(にっぽんまる)とは、1930年に日本で建造された大型練習帆船をいいます(兵庫県神戸市の川崎造船所で進水)。これは、昭和の初めに海難事故が相次ぐ中、公立商船学校の共通の大型練習船が造れないかという強い要望があり、姉妹船の「海王丸」と共に建造されたものです(その美しい姿から「太平洋の白鳥」や「海の貴婦人」などとも呼ばれた)。1930年から1984年まで約54年間活躍し、地球を45.4周する距離(延べ183万km)を航海し、11,500名もの実習生を育て引退し、また航海練習船としての役割は、1984年に就航した日本丸II世に引き継がれました。

現役引退後(1985年から)、日本丸は、みなとみらい21地区の石造りドック(日本丸メモリアルパーク)において、現役当時の姿のまま保存・一般公開されており、船の生活を体験する海洋教室や全ての帆を広げる総帆展帆などを行い、帆船の素晴らしさや楽しさを伝えています。

船種 帆船(4檣バーク型)
用途 練習船
総トン数 2,278トン
全長 97メートル(バウスプリット含む)
13メートル

〇前方から撮影

日本丸(前方)

〇後方から撮影

日本丸(後方)