一衣帯水

【読み方:いちいたいすい、分類:四字熟語】

一衣帯水は、一筋の帯のように狭い川や海峡、また川や海によって隔てられているが近いことをいいます。これは、中国の二十四史の一つで、南朝(宋・斉・梁・陳)の史書である「南史」に由来する用語で、一般に両者の間に一筋の細い川や海峡ほどの狭い隔たりがあるだけで、極めて近接していることの喩となっています。

なお、本用語と似たようなものとして、「衣帯一江(いたいいっこう)」や「一牛鳴地(いちぎゅうめいち)」などもあります。

<本用語の使用例>

・一衣帯水の両国関係には、信頼の安定が望まれる
・日中両国は一衣帯水であり、数千年の交流の歴史がある