玉石混淆/玉石混交

【読み方:ぎょくせきこんこう、分類:四字熟語】

玉石混淆は、「玉石混交」とも表記され、優れたものと劣ったものとが入り混じっていることの喩えをいいます。これは、中国の道教の教説書である「抱朴子(外篇・尚博)」において、「真意眞僞倒し、玉石混淆す(本物と偽者を取り違え、玉と石を一緒くたにする)」とあるのに基づくもので、優れたもの(価値のあるもの)とないものとが入り混じっていることを意味します。

なお、本用語と似たようなものとして、「玉石同架(ぎょくせきどうか)」や「玉石同匱(ぎょくせきどうき)」、「魚目混珠(ぎょもくこんしゅ)」などもあります。

<本用語の使用例>

・最近では、低品質の商品もはびこり、業界は玉石混淆の様相を呈している
・少子化の中で大卒は増え続け、一流校でも学生のレベルは低下し、玉石混淆の状態にある