IATA/国際航空運送協会

【読み方:いあた、分類:航空】

IATA(イアタ)は、「International Air Transport Association」の略で、日本語で「国際航空運送協会」とも呼ばれ、世界の航空運輸に関する企業の業界団体をいいます。これは、1919年にオランダのハーグに設立された「International Air Traffic Association」を継承する形で、1945年に設立され、本部はカナダのモントリオールとスイスのジュネーブにあります。

現在、国際線を運航する航空会社のほか、旅行会社や関連業界の企業などが加盟し、その目的は、安全・確実・経済的な航空運送を発達させ、航空による貿易を推進・研究し、業者間の協力機関として、ICAO(国際民間航空機関)その他の国際団体と協力することとしています。また、具体的な活動としては、航空運賃の作成・公示、運送における各種ルールの取り決めなどを行っており、例えば、「IATA航空会社コード」や「IATA空港コード」、「IATA-PEX運賃」などは一例として挙げられます。

なお、格安航空会社などの新興航空会社は、独自に運賃等を決めるため、本機関に加盟しないことも多いです。