マドレーヌ

【読み方:まどれーぬ、分類:洋菓子/フランス】

マドレーヌ(Madeleine)は、バターをふんだんに使った、フランスの焼き菓子をいいます。これは、小麦粉やベーキングパウダー(膨らし粉)、卵、砂糖、バターなどから作った生地を貝殻型や円形型などの焼き型の上に載せ、ふんわりと焼いたものです。また、好みにより、レモン・オレンジ等の果汁(風味)、バニラエッセンス等の香料、ブランデーなどを生地に入れることもあります。

マドレーヌ

一般にマドレーヌの発祥については、初めて作った女性の名(マドレーヌ)にちなんでいます。具体的には、18世紀にロレーヌ公スタニラス・レクチンスキー(ルイ15世の義理の父)のために、コメルシーの女性マドレーヌ・ポルミエが作ったという説や、サンティアゴ・デ・コンポステーラへ向かう巡礼のために、そのシンボルであるホタテガイを象ってマドレーヌという女性が作ったという説などがあるそうです。

■関連:フィナンシェとマドレーヌの違い