朱に交われば赤くなる

【読み方:しゅにまじわればあかくなる、分類:諺】

朱に交われば赤くなるは、人は関わる相手(友)や環境(状況)によって、良くも悪くもなるという喩えをいいます。これは、魏・西晋の政治家・文学者・学者である傳玄の「太子少傳箴」が出典で、 中国の古い諺(ことわざ)として知られる「近墨必緇、近朱必赤(墨に近づけば必ず黒く、朱に近づけば必ず赤くなる)」に基づくもので、人生の中で良い友人を選ぶことは大切であるという教訓も含まれています。

なお、本用語と似たようなものとして、「麻に連るる蓬」「虱は頭に処りて黒し」「血にまじれば赤くなる」「水は方円の器に随う」「善悪は友による」などもあります。